治りにくいケース

毎日、人を見てると、ほとんど同じような症状でも、
ケロッと良くなる人と、なかなか良くならない人がいます。

なにがちがうのでしょうか。

一般的には、体重が重いとか、筋力とかが問題だと言われています。
つまり、体をモノとして捉えていて、
重力と支える力の関係で考えているということです。

でも、明らかに太りすぎの方でも、
簡単に膝や股関節の痛みがとれることもありますし、
逆にムキムキのスポーツ選手でもなかなか取れにくいケースがあります。

 

これはなぜなのか。

大きな要因として、
痛みの感じ方に問題があると考えています。

痛みというのは、感覚で、とても主観的なものです。
味覚といっしょです。

例えば、TVに夢中になっているときに、
何かを食べても、あまり味がわからない。

友達とおしゃべりして、
爆笑しながら食べても、味はあまりわからないと思います。

逆に、静かな茶室のようなところであれば、とても味も香りもよくわかります。

これは、痛みも同じ。
痛みがとれにくい人とお話をしていると、大半の方は、

先生、私、そういえば、1日中痛みのことばっかり考えてる気がする・・・

とおっしゃいます。

これは、痛みを強く感じるように努力しているというのと同じことなんです。

慢性痛の痛みは、怪我の痛みとは違って、
心理的な影響、痛みへの集中で感じ方や回復に大きな違いがあります。

大切なことは、
痛みに集中しないこと。
痛みを味わわないことです。

辛い時は、
できるだけ気をそらすようにしましょう。
すきなTVをみたり、
友人としゃべったり、
音楽を聴いたりしましょう。

そうすれば、ずっと回復が早くなります。