すぐに出来る!冷えとり講座 その1 乾布摩擦

乾布摩擦

”日本人の9割は冷えている”
といわれます。

実際に当院に、辛い腰痛や膝通などで来院される方も、
体の冷えが原因で痛みがでてるケースが非常に多いです。

この冷えというのは、なかなかやっかいで、
ただ単に温めれば治るというものでもありません。

冷たいものを取らない。
しっかりお風呂に入る。
という2点だけでは不十分で、
五臓六腑、いわゆる内臓の機能を高めていかなければいけません。

今回は、簡単にできる「冷えとり」として、
乾布摩擦を紹介していきます。

乾布摩擦とは

昔からある、日本の民間療法です。

私は、子どもの頃、
冬にやるイメージがあったので、寒風摩擦だとおもいこんでいましたが、正しくは、寒風ではなく、乾布。乾布摩擦です。

乾いた布で、皮膚を摩擦するという手軽な健康法です。
道具もいらず、お金もかからないので、
すぐに始めることができてオススメです。

東洋医学からみた乾布摩擦の効果

古臭い民間療法なんて科学的な根拠はあるのか!

とバカにされそうですが、
実はとても理にかなっていて効果的です。

乾布摩擦は、
乾いた布で、皮膚を摩擦するわけですが、

この皮膚、
東洋医学的には、皮膚は五臓六腑の肺に属します。

西洋医学では、肺は、呼吸器としての肺ですが、
東洋医学では呼吸する機能のあるもの全般をさします。

つまり、肺という臓器だけではなく、気管や鼻、皮膚呼吸する皮膚も含めて肺と考えられているんです。
皮膚=肺なんですね。

そして、
東洋医学の肺は、

1、呼吸作用
2、免疫作用
3、体温・水分の調整作用

と主に3つの働きがあります。

皮膚は、
寒いときは縮んで肌を緻密にさせて、
発汗を防いで体温をあげ、
暑いときは、毛穴を開いて発汗させ体温をさげます。

そして、この働きが鈍くなると、
外からの邪(温度や湿度の変化など)が皮膚から入って、
風邪をひくと考えられています。

昔から、
乾布摩擦をすると、風邪を引かなくなる
というのは、皮膚(=肺)を刺激することで、
免疫作用を強化する働きがあるからだと考えられています。

 

乾布摩擦のやり方

やり方はいたってシンプルで、
できれば上半身裸になって、
乾いた布で適度な強さで体をこするだけです。

このときに用いる布は、絹がいいといわれていますが、
他のものでも大丈夫です。

できれば、化繊は避けて、
自然で肌さわりのよい素材を使えばよりよいです。

皮膚にかゆみが強かったり、できものができてる場合は、
その部分はさけてください。

まとめ

 

乾布摩擦の効果

肺に属する皮膚を刺激することで、
免疫力と、体温調整機能をアップさせる合理的ですぐに実践できる健康法。