「陰陽」ってなんだろう。

 

先生、わたし、東洋医学に興味があって本とか買ってみたんですけど、専門用語と漢字ばっかりで挫折したんですよね〰

当院にご来院の石川さん。
体のメンテに来院されてから、東洋医学に興味がでてきたそうです。

でも、確かに東洋医学は面白いけど、独特の専門用語が多すぎますよね。
四文字熟語ばっかりで、とっつきにくい。

このシリーズでは、東洋医学に興味がある人のために、
「はじめての東洋医学」をテーマに、少しずつ、おもしろくて奥が深い東洋医学をサラサラっと理解できるようにご紹介していきます。

初回は、東洋医学独特の考え方でもある「陰陽」から。

 

陰陽ってなに??

東洋医学の考え方の中心になるのが、この陰陽の考え方です。
昔の中国では、世界を陰と陽にわけると理解しやすいと考えたんですね。

そして、それは自然の一部でもある人の体にもいえると考えられました。

体の中に陰と陽ってのがあるの?と思われる方が多いですが、陰と陽は、モノではありません。

陰=うるおす力、静める力

陽=温める力、動かす力

体の中にある、うるおしたり冷やしたり、動きを静めたりする力を陰といって、
逆に、温めたり、動かしたりする力を陽と表現したんです。

つまり、陰は水、陽は火のようなイメージです。

 

陰は水、陽は火

体の中の陰と陽とは、わかりやすくいうと、水と火のことなんです。

東洋医学ではこの体の中の陰陽のバランスを整えるのを目的としています。

なんとなく、陽が強いほうがいい気がしますが、バランスが大切。
陽が強すぎると、カッカして熱が高まります。
逆に陰が強いと体が冷えてしまいます。

 

たとえば、女性に特有の更年期の症状。
これは、典型的な陰陽のバランスの崩れからおこります。

女性は生理や出産で、男性に比べると血を損傷しやすいと考えられています。
血は体を”うるおす”ものですから、陰。
女性は少しずつ、この陰の力を失っていきます。

潤したり、冷やしたりする陰の力が弱ってくると、「熱」である陽が抑えがきかずに暴走しはじめます。

熱は、上にのぼる性質があるので、急に体の中の熱が上昇したり(ホットフラッシュ)イライラしたりするようになります。
”頭に血が上る”状態になってしまいます。

これが、東洋医学からみた更年期の仕組みなんです。

こんな風に体を、陰と陽に分けてみてみると、意外と改善のためのいとぐちがみえてくるんです。

次回は、「気について」